おやすみ、
おじいちゃん

 
 
 
 

あるお爺さんは、可愛い奥さんと子供、
孫娘の雪と幸せな人生を送っていた。

最近は、大好きな雪と過ごす事が多かった。
特に、雪が寝る前のお話の時間が楽しみであった。

ある日の夜、お爺さんが、
「いいこと思いついた。今日は、
おじちゃん少し疲れたから、雪ちゃんのお話が聞きたいな」と言った。

雪は、「最近の一番楽しかった話をおじいちゃんに聞かせてあげる」と言って、気持ち良さそうに寝転がってるお爺さんの隣で話し始めた。

雪が話し始めてすぐに、
お爺さんはうとうとし始めた。

雪は、お爺さんに布団をかけて、「おやすみ、だいすきなおじいちゃん」とそっと言い、
電気を消した。

その夜、お爺さんは、微笑みながら、
深い眠りについた。


著者:James Craig (ジェームス=クレッグ)
翻訳:Yuki Kobayashi (小林由季)
Tomo Matushita (松下倫)
声:Yuki Kobayashi (小林由季)